ヨーロッパの「博士」「修士」「学士」、大学と学位の前提知識

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日本とヨーロッパでは教育システムが違います。また、学位に関しては共通している部分も多くあります。

留学を考えている人は、留学前にまず留学先と日本の学位についても知っておかなくてはいけません。

この記事では、日本の学位について少しおさらいした後、ヨーロッパの学校について書いていこうと思います。

日本の学位について

日本は高校を卒業し、浪人をしなければ18歳か19歳で大学や専門学校に入学できます。

日本の専門学校 / 夜間専門学校:平均2年

学位:資格 (知事から認められた認可校の場合、学歴になる)

日本の学部:基本4年 
学位:学士 (Bachelor/B.A)

日本の大学院博士課程前期:2年
学位:修士(Master/M.A)

日本の大学院博士課程後期:3年
学位:博士 (Doctor/Ph.D.)

ヨーロッパの大学でも大きくは変わりません。

ヨーロッパの小学校・中学校・高校 

ヨーロッパ

 ヨーロッパの国も日本の大学と所属年数は大きく変わりません。

しかし大学までの教育システムに違いがあるため、大学で学ぶ内容などは大きく変わってきます。

例えばチェコ共和国の小学校、中学校は基本一貫しているため、日本でいう中学1年生は7年生と呼ばれています。

そして高校から専攻分野を選択します。

私がこちらの大学に入って驚いたことはヨーロッパの専門高校が超専門というところです。

例えば、ガラス芸術専門や石彫専門の4年生の高校があります。

ここで生徒達はガラスの化学記号からガラス成分の配合の仕方を学び、デザイナーや企業とコラボなどもする高校もあります。市が運営するアーティスト・イン・レジデンス作家の外国人が講演や一日講師をする機械などもあります。

このようなシステムなので、例えば私の韓国人の友達は、自国でガラスの大学も出ているのに、チェコでは大学ではなく、高校へ入学し、通いながら仕事もしています。

イギリスの大学に留学する場合はファウンデーションと言って1年間ほどイギリスの専門学校などで授業を受けないといけない場合があるのにも納得できます。

ヨーロッパの大学について

ヨーロッパ

ヨーロッパの大学の所属年数は日本と大きく変わりません。

大学 学部:3年か4年 
学位:学士 (Bachelor/B.A)

大学院博士課程前期:2年か3年
学位:修士(Master/M.A)

大学院博士課程後期:3年
学位:博士 (Doctor/Ph.D.)

大学は学部が3年か4年、修士が2年か3年で取得できますが、ほとんどの学生が日本と違い、学部から修士まで一貫して続ける人が多いです。

その後、ドクターは3、4年あります。

もちろん、日本で学士を持っていない人は外国の修士課程から始めることはできません。

博士課程は国にもよりますが、休学(日本の大学と違い休学は無料)を合わせたりし、8年間在籍することもできます。この期間に卒業制作や博士論文、その他単位を全て取得すれば大丈夫です。

逆に日本で学士や修士課程を持っていても外国で学士から、修士から(ダブルマスターと言われています)始める人も少なくありません。

日本で学士を持っている人がヨーロッパで学士から学ぶか修士からかで迷うかもしれませんが、私は修士からをお勧めします。

理由は、学部の授業の単位取るのが大変だからということと、2つ学士を取っても世間的にあまり意味がないからです。

またヨーロッパの大学にはDiplomaと呼ばれる修士に相当するプログラムもあります。

こちらは学部と修士の内容を5年で駆け抜ける制度です。

ちなみにDiplomaとM.Aはほとんど同じレベルとして認定されています。

厳しいことにヨーロッパの学部では、日本と違って毎年ふるいにかけられます。また、高校の授業にて専門的な勉強を始めているので、授業もどんどん進んでいきます。

しっかりと勉強し単位を取得しないと退学にされることはとても頻繁に起こっています。

一方で、修士は日本や現地の奨学金を学士よりも取りやすく勉強に集中できます。

また学士と違い、修士を二つとるダブルマスターは世間からも評価されます。

博士はアカデミーの学生が取得できる最高学位です

3~4年で論文や大学独自の課題をこなして取得できますが、日本の安売り的ドクターの排出と違い、取得はマスターよりももっと困難になっています。日本同様最大8年いられる大学が多く見られます。

また、学生ビザをできるだけ長く使って外国に滞在したい人にも実はテクニックの一つになるでしょう。このあたりの細かい制度は大学によって違いますので、皆さん興味がある大学をどんどん調べてください。

まとめ

大学の学位を中心にヨーロッパの大学制度について話してきました。

学位以外の詳しい話はまた別の記事で書いていこうと思います。

ヨーロッパの美大に入学するコツの記事もあるので、そちらもぜひ、読んでみて下さい。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

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