この記事はアーティストの事務仕事アーカイブ編第2回です。
今回はプレス一覧を作る意味、作成方法について書いていこうと思います。
第一回の記事はこちら
目次
プレス一覧を作る意味
プレス一覧とは、自身の活動において他社メデイアに掲載(雑誌、新聞、テレビ番組、他社ウェブサイト)で紹介された記事、文章、ページリンクなどをまとめた一覧です。多くのアーティストや企業がHPに自主的に掲載しているのではないかと思います。
プレス一覧はマーケティング戦略を考える上で大事な指標になってきます。メディア関係の人に自分がどのような層の人々に好まれるかなどを知ることができます。
近い将来、自分のニュースがある場合など、一度記事にしていただいた会社などに直接プレスリリースを送ることができ、次のマーケティングにつなげることができます。
もし他者に見せなくとも、自身のアーカイブ作りとして必要データになります。
最近はメディアの電子化などにより、一昔前より新聞、雑誌に取り上げられる事の価値が減っていますが、それでもまだ価値はあります。メディアへの露出などを積み重ねることがステータスの形成に大事な要素になってきます。
ですのでどのような小さなことも必ず保存しておきましょう。
イベントでスポンサー(*)や支援してくれた個人、団体や財団にこういった記事を結果報告としてみせるので保存することはとても重要です。
*スポンサーの作り方に関しては下記の記事などで詳しく書いてあります。
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プレス一覧を作る上で意識すること
肝心な作り方ですが、HPとは別に掲載された日付、どのような内容だったのか、どのような経緯で掲載されたのかをメモしておけば十分だと思います。
しかし以下の点は考慮した方がいいでしょう。
オンライン記事などはリンクと中身が消されるかもしれないので記事をスクリーンショットして保存する
ネットの記事は早いと1ヶ月程度で記事が消されてしまいます。
URLなどだけではなくスクリーンショットなどもしっかりと残しておきましょう。
重いデータと軽いデータ2種類を保存
印刷されることを考慮してデータ量が重いものと、SNSへの共有やコンペ、助成金の応募などに使う、データが軽いものの2種類を用意しておきましょう。
その時扱ってくれた人の連絡先を控える
もし取材を受けた場合、大多数の時、事前にやりとりがあると思います。その時の連絡先はプレスと一緒に保存しておきましょう。上述してますが、今後のプレスリリースなどに役立ちます。マメに連絡をとっている状況が最も好ましいです。
PDFデータをもらっておく
こちらから言わないともらえないこともあるので、ちゃんと聞くようにしましょう。
自分でスキャンをとったりすることもできますが、手間なのでもらっておきましょう。
もらう際は、自分の掲載ページだけではなく、雑誌の奥付や表紙のデータももらうようにしましょう。
コンペや助成金によっては自分の掲載ページの提出のみでは不備があることがあるので忘れないようにもらいましょう。
英語、日本語と分けながらまとめておく
わざわざ書くほどのことではありませんが、分けて保存しておくと後々助かります。
プレスをA41枚にまとめる機会があります。自分でまとめるならファイル名などで日本語の記事か英語の記事かすぐに判断つくと思います。しかし場合によってはプレスのフォルダを他人に渡して、まとめてもらうこともあります。小さなことですが、プレスの量が増えると英語と日本語を分けるのは少々面倒です。
いずれやるなら、楽なうちにやっておきましょう。
【まとめ】プレス一覧は活動の活力になる
プレス一覧を作る意味、作り方について書きました。
筆者もプレス一覧を振り返ると今後も頑張ろうと思えます。
今回の記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。
次の第3回ではプレゼン資料について書いていこうと思います。
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第2回 プレス一覧を作る意味