画像引用元：The Prague City Museum
日本人にとっては未だ知られざる魅力に溢れる地域、東欧・中欧エリア。
“芸術” の発祥地ヨーロッパに位置しながら、メインストリームである西ヨーロッパからは少し離れた場所に位置しています。歴史的にもアジアや中東との関係も深く、民族・宗教・人種が複雑に絡み合って独自の “芸術” を形成しています。しかし、以前の記事でも言及した通り、東欧・中欧エリアのアートシーンに関する情報はまだ少ないのが現実です。
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そこで今回は、東欧・中欧エリアにある美術館・アート系博物館の一覧をシェアします。このリストは「各国の首都にある、近代～現代のアート」に特化しています。博物館や記念館資料館は省いたものが多く、また首都にある全ての美術館を網羅している訳ではありません。割愛している東欧エリアの国もありますが、ご了承ください。それでは始めましょう。
チェコ共和国 / プラハ
ヨーロッパの中心に位置するチェコ共和国は、かつて貿易の十字路として繁栄しました。首都のプラハは、様々な国や時代の影響を受けた建物で溢れています。決して大きくはないこの街は、トラムと地下鉄が街中に張り巡らされています。美術館から美術館の移動も簡単にできるので、一日に数カ所はしごすることも簡単です。
National Gallery in Prague
The Prague City Museum
Museum Kampa
House of the Black Madonna
Galerie GOAP
Salvador Dalí – Enigma Exhibition
The Museum of Decorative Arts in Prague
DOX Centre for Contemporary Art
Prague City Gallery
Crypto Portal – Nft Gallery
Portheimka – Museum skla
ポーランド / ワルシャワ
東欧最大の国ポーランドは、度重なる歴史の苦難を受けてきました。首都ワルシャワは、第二次世界大戦中にナチスドイツにより徹底的に破壊されましたが、生き残った市民たちにより「ひびの一本に至るまで」と言われるほど忠実に復元されました。街を愛する人々の不屈の精神でつくり上げられた街です。
National Museum in Warsaw
Ujazdowski Castle Centre for Contemporary Art
ZACHĘTA – NATIONAL GALLERY OF ART
Poster Museum at Wilanów Division of the National Museum in Warsaw
The Royal Castle in Warsaw
Museum of Modern Art in Warsaw
The Museum of Warsaw
Cosmos Muzeum
The Neon Muzeum
Museum of Jan III’s Palace at Wilanów
Muzeum Karykatury
Desa Unicum
Poster Museum
Królikarnia
スロヴァキア / ブラチスラバ
９世紀頃からハンガリー王国の一部であったり、ハプスブルク家によって統治されていたり、チェコスロヴァキアとして連邦国家をとっていたり、スロヴァキアは隣接する国々からの影響を多大に受けてきました。現在でも雄大な自然が楽しめるこの国は、首都ブラチスラバも落ち着いて過ごすことができます。街中に点在するストリートアートもこの街の魅力の一つです。
Danubiana Meulensteen Art Museum
Nedbalka Gallery
Slovak National Gallery
Bratislava City Gallery
ハンガリー/ ブタペスト
アジア系騎馬民族マジャール人と深い繋がりのあるハンガリーは、世界有数の温泉大国としても知られています。ほのかに漂うアジアの風情をブタペストの街に感じながらのアート鑑賞は格別です。
Hungarian National Gallery
Museum of Applied Arts
Robert Capa Contemporary Photography Center
Victor Vasarely Museum
Ludwig Museum – Museum of Contemporary Art
Kunsthalle
Kiscell Museum
Ferenc Hopp Museum of Asiatic Arts
The Museum of Fine Arts, Budapest
art quarter budapest
ルーマニア / ブカレスト
「ローマ人の国」に由来するルーマニアは、ローマ人とスラブ人が同化して形成されたと言われています。中世以降はオスマン帝国やハプスブルク家の影響下に置かれていた時代もありました。首都ブカレストには、「東欧の小パリ」と呼ばれていた美しい建造物や街並みが広がります。
The National Museum of Art of Romania
National Museum of Contemporary Art
The Museum of Bucharest
Muzeul de Artă Recentă
ブルガリア / ソフィア
古代からの歴史があるブルガリアには、首都ソフィアの街中にも古代遺跡が何箇所も残っています。東西ヨーロッパと中東の文化的交差点にあり、古くから数々の民族が混じり合い独自の文化を築き上げてきました。
The Museum of the Art from the Socialist Period
Kvadrat 500
The Palace
The Museum of Christian Art
The Sofia Arsenal – Museum of Contemporary Art
Sofia City Art Gallery
ウクライナ / キーウ
キーウは１５００年の歴史を持つ東欧最古の都市と言われています。リストアップした施設の中には、ロシアによる軍事侵攻の影響で営業を休止しているところもあります。一日でも早く平和な日常が戻ってくることを祈っています。
The Khanenko Museum
National Art Museum of Ukraine
Kyiv National Museum of Russian Art
The PinchukArtCentre
Mystetskyi Arsenal National Art and Culture Museum Complex
Museum of Contemporary Art
Culture and Arts Complex Artarea
以上が、東欧・中欧エリアにある美術館・アート系博物館のまとめです。ヨーロッパは各国を結ぶ鉄道や高速バスが充実しているので、何カ国か周遊してみるのも面白いと思います。今回の記事で、東欧・中欧の新しい魅力を発見していただけたら望外の喜びです。
それでは、世界をクリエイティブにサバイブしていきましょう。
