この記事はアーティストの事務仕事アーカイブ編第5回です。
今回はコンペリストについて書いていこうと思います。
コンペリストを作る意味
コンペや助成金、アーティストインレジデンスなどの募集は、年間数百以上も募集されています。
その情報を頭の中だけで記憶することはできません。
最近ではコンペや助成金をまとめているサイトなども増えました。
しかし日本国内で実施されるものだけをまとめているサイトや、長い間、更新されていないページも多いです。
コンペで賞を取ることや助成金をもらうのはアーティストのキャリアにおいてとても重要なことです。
提出忘れを防ぐためにもコンペリストを作ることをお勧めします。
コンペリストの内容
コンペリストのメモ記載の一例です。
・前回の募集期間
・自分がどんな作品を出したのか
・合否
あまり書きすぎるとリストが長くなりすぎるためにこの程度のことのみ記載しています。
提出したものはコンペや助成金、アーティストインレジデンスごとにフォルダを作り、詳細なデータを残しています。コンペリストは応募締め切りの時系列順に並べており、月に一度、去年の締め切りが2ヶ月後のものまで(例えば、5月に確認するのは去年の締め切りが7月中のものまで)確認し、更新しています。
情報の確認をする際にいくつか注意点があります。
2年、3年程度更新されていないプログラムは、別のURLで募集されている可能性がある。
毎年URLを変えて募集をしているコンペやアーティストレジデンスをそこそこ見かけます。
そう言った場合に備えて、更新がないページはプログラム名で検索をかけることをお勧めします。
それでも見つからなからず、3年程度経っていた場合、コンペリストからは削除し、別の削除リストに転記しています。何かの拍子にプログラムが復活しているかもしれないので、削除リストは時間ができたら確認するようにしています。
募集期間が例年から変更されている可能性がある。
例年と比べて10日ほど募集締め切りが変わっていることはよくあります。応募締め切りの2ヶ月は余裕を持って確認するようお勧めします。
それでも見逃してしまうことはありますが、毎月1年分の確認をするのはとても大変なので2ヶ月に決めています。もし余裕があれば3ヶ月先のものも確認できるといいですね。
まとめ
今回はコンペリストについて書いていきました。コンペ、助成金、アーティストレジデンスへの参加はアーティストのキャリアアップに必要です。機会を失わないよう備えましょう。
時にはリストに追加できるコンペがないかリサーチすることも忘れずに。次回は写真フォルダの分け方について書いています。
そちらでまたお会いしましょう!
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第5回 コンペリストの作り方