ウクライナ避難民受け入れと金銭支援企画の活動報告

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2022年4月6日現在、プーチン政権によるウクライナへの軍事侵略がまだまだ終わりません。チェコ共和国、首都のプラハに暮らす私たちアートサバイブログは、ウクライナの首都キーウから避難してきたナディア・セメノバさんリキ・ネイさんに住まいの場を無償提供しました。
面識がなかった二人と出会い、ここに避難するまでの道のり、外国で避難民をする大変さを聞きました。そしてどうにか二人を金銭面でも支援できないかと考えたことが今回の企画のきっかけとなっています。今回の企画はトーヨー株式会社にスポンサーになっていただきました。

記事画像引用元:日本経済新聞

プーチンのウクライナ侵略

ロシアのプーチン大統領は2022年2月21日、ウクライナ東部の親ロシア地域の独立を一方的に承認、2月24日にウクライナの軍事侵攻を開始しました。4月現在でも残虐で恐ろしい侵攻は続いており、ロシア軍が撤退したキーウ郊外でも多数の地雷や虐殺された民間人達の遺体が見つかっているほどです。
今まで平和に暮らしてきた私たちにとって、ショックや怒りを感じる一方であまり実感が湧かないという人もいるかもしれません。私達はメディアでニュースを見るしか情報を得る方法がなく、不況やインフレなどでその余波を体感することが現状となっているからかもしれません。

記事画像引用元:日経新聞

ウクライナ避難民の実態

ウクライナからの避難民は1000万人を越えるとされており、隣国のポーランド、ルーマニア、そしてチェコやスロバキアなどに避難しています。
18歳から60歳の男性は国家総動員令のため国に残って戦い、外国人、女性、子どもが危険極まりない状況の中避難しています。食料難やストレスによる体の衰弱だけではなく、なかには子供だけで避難したり、女性や子供が人身売買に狙われたりと予断を許さない状況が続いています。
もちろん金銭面の影響もあります。外国に何とか逃げれたものの、着替えの服など到底入らないようなカバン1つで逃げてきた人たちがほとんどです。避難民が多い国では雇用リミットにも限りがあり、また足元を見られたバイト代しかもらえません。そもそもウクライナは平均月収が6万円くらいと言われる物価が低い国でもあります。そして現在の状況により、多くの人々のクレジットカードが使えない状況にもなっています。

また、戦争の影響はウクライナやロシアだけでなく、東欧諸国へも及んでいます。東欧諸国ではロシア資本の銀行がたくさんあるため、ロシアへの金融制裁が飛び火し、銀行口座凍結などの影響を受けている無関係の一般市民もたくさんいます。同時に経済への影響もあり、例えばチェコのプラハでは軽油1リットル=250円、光熱費も20~30%値上がりしています。

つまりウクライナ避難民は、国外脱出してからも大変なことが続いているのです。

チェコでのウクライナ支援

ウクライナとチェコはポーランドを挟んだ隣国に位置しています。東欧革命以前のソ連型社会主義圏だった“東欧” 国同士であります。チェコ人もウクライナ人もスラブ系言語を使うスラブ民族であり、従兄弟のような関係とも言えます。避難民に対してチェコでは受け入れ態勢や様々な具体的活動が行われています。
例えば、ウクライナ市民の支援のためウクライナのパスポート保持者の鉄道と公共交通機関の無料化、病院での医療無料化、無料の宿泊施設などを提供しています。Free thingsSTAY&JOBなどSNS等でも皆で助け合う活動が広がっています。

企画の背景と内容

今回インタビューを受けてくれた二人と出会ったきっかけも、ウクライナ市民を支援するためのサイトの1つである“I CAN HELP HOST” という、ウクライナ避難民に宿泊場所を提供するサイトでした。
私達がこのサイトに登録したところ、すぐに7~8件の連絡が殺到しました。その中で初めに連絡をくれ、滞在場所を提供した二人がこのナディアさんとリキさんです。偶然にも二人は首都キーウで日本学科の大学院生と日本語の先生をしているため、日本語にて二人が経験した過酷な出来事を聞くことができました。リキさんは19歳から7年間京都に住んでいて、4年前から同じくキエフで日本語の先生をしながら、ウクライナ語を勉強をしています。中国人であるリキさんはウクライナに永住権はあるものの外国人であることから、避難民としての支援を受けられていないとのことでした。

そのため私達は大変な状況にある二人をより支援できないかと考え、二人へのオンラインインタビューを企画しました。
アートサバイブログの現スポンサーである大阪のトーヨー株式会社に二人への支援をお願いをし、快諾していただきました。1時間程二人にお話を伺い、その対価として支援金の援助をいただきました。そして支援金は全て彼らにお渡ししました。

こちらがまとめた映像です。

インタビュー

二人の自己紹介から始まり、キエフの文化やウクライナの現状について話していただきました。リスナーであるトーヨー株式会社の方にも積極的に質問をしていただくなど充実したインタビューになりました。

ウクライナの首都キエフからプラハに来るまでの状況や心情、戦争が始まる前夜、朝早くの爆撃の話など、日本のメディアでは聞いたことがないような悲惨な話でとても平常心では聞いていられない程でした。特に戦争前夜の話では、平和な日常は一瞬で崩れ去り得るのだと感じ本当に怖くなりました。二人を支援したいとの思いから始めた企画でしたが、二人の話を通じて、今起きていることを真正面から受け止めることの重要さを実感させられました。
また、ゼレンスキー大統領についてどう思うか、各メディアでの内容の違いなどの話などもできました。

二人への支援は一回だけではなく、継続していきたいと思っています。本人達もお話しできることに積極的でいます。支援してくださる方はぜひこちらのサイトへのアクセスをよろしくお願いします。
https://b.volunteer-platform.org/volunteer/15074/
その他ご要望や分からないことがあればいつでもお伺いください。
artsurviveblog@gmail.com

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