英語が母国語でない大学の受験に語学証明が必要なケースは多々あります。
また、英語以外の語学を日本で学ぶ難しさを多くの人が実感しているのではないでしょうか?
今回はヨーロッパを中心に語学学校を選ぶポイントと、筆者が考える入学前にやっておくべきことについて書いていこうと思います。
語学学校を選ぶポイント
結論から言うと、語学学校は、値段と学生ビザを発行してくれるかがポイントです。
ネットなどでその部分を調べて、わからないことがあったらメールで連絡して聞くのがいいと思います。
筆者の感覚だと、値段が高いところの方が学生ビザを発給してくれるところが多いです。
安くても、政府の運営でビザを発給してくれるところもあります。語学学校の種類は後ほど説明します。
しかし、他の外国人もなるべく安くビザを発給してくれる学校を狙っているわけですから、語学学校に入るのに入学試験があるところもあります。
今ではワーキングホリデービザを取れる国も増えてきたので、それを利用して語学学校に通うのも気軽で良い選択かもしれません。
語学学校の種類と費用
ポイントでも軽く触れていますが、語学学校を運営しているところによって値段は大きく変わります。
私立の語学学校
日本語で語学学校を調べた時やエージェントが紹介してくれるのは基本的に私立の語学学校が多いです。学費は比較的高めです。
しかしビザの相談なども乗ってくれるため、楽をしたい人にはオススメです。
例を挙げると
ドイツ EIIE EURASIA Institute ドイツ語集中コース(週30時間)
(https://www.eurasia-institute.com/wp-content/uploads/2019/09/Super-Intensive-German-1.pdf)
2週間 480€
3週間 720€
6週間 1390€
チェコ CZECH COURSES 午前チェコ語コース(週15時間)
(https://czechcourses.cz/czech-language-courses-timetable#ul-id-17-2)
2週間 4790CZK (約176€)
4週間 9590CZK (約353€)
6週間 14400CZK (約531€)※レートは2020年5月27日現在
オランダ Koentact オランダ語会話コース (週18.5時間)
(https://koentact.nl/dutch-language-courses/conversation-course/)
1週間 220€
公立の語学学校
政府、市や州が運営、援助している語学学校です。
大変人気なため、入学するのに試験があるケースがほとんどです。
安価で教育の質も高いです。
しかしワーキングホリデービザや就労ビザを持っていないと申し込みができなかったりと学校によって様々な条件が存在しているので要注意です!
ドイツ Volkshochschule ドイツ語コース(週15時間)
(https://www.vhsit.berlin.de/VHSKURSE/BusinessPages/CourseList.aspx)
月205€ほど(州による。今回はベルリンのVHSを参考。)
観光ビザでは不可
オランダ MONDORIAAN
(https://www.rocmondriaan.nl/wat-kost-het-mbo)
(https://duo.nl/particulier/lesgeld/uw-inschrijving-bij-school.jsp)
月97€ほど (色々な情報がありはっきりしないため問い合わせ推奨)
大学付属の語学学校
大学が運営している語学学校です。
こちらの特徴としては、コースを修了したらその大学に必要な語学証明を受けとることができ、
場所によっては自分が受験する学部にあった授業をしてくれます。
多くの人が大学入学を目指して通っているためモチベーションの高い生徒が多いです。
ただし、テストに合格することや読むスキルを重視しているところが多い印象です。
会話スキルを伸ばしたい人にはあまりお勧めできません。
チェコ カレル大学
午前コース(1レッスン45分)
60レッスン 7900CZK(約292€)
経済学部準備コース
週35レッスン 9ヶ月間 5740€
ドイツ ミュンヘン大学付属語学学校
DSH対策コース
月350€ (コースによります)
例としていくつかの学校を挙げました。
ぜひ費用やそれぞれの学校の特徴などを参考にしてくださいね。
ビザに関しての記述はホームページではなかなか見つけられません。
値段やカリキュラムなど気に入ったところがありましたら、メール等で直接質問することを強くお勧めします。
語学学校に入る前にしたほうがいいこと

突然ですが、筆者はプラハ在住10年を超えます。
その中で多くの日本人学生に会ってきました。
その中には、短い期間でも語学がすごく上達した人もいれば、残念ながら上達できなかった人もいました。
そういった人たちを見ていて感じたのは、日本にいるうちに基礎的な文法と単語は学んでおくべきということです。
語学を習得する1番の近道はその言葉を使うことです。
もし日本で基礎的なことを学び終えていたら、こちらにきた時からその言葉を使っていけます。
残念ながら、海外にいるだけでは言葉を使う機会は想像以上にありません。
いつの間にか3ヶ月が過ぎていた。
語学学校の宿題や授業の復習でいっぱいいっぱいになって全然上達した気がしない。
そのようなことはよくあります。
海外に来てまで教科書にしがみつかないといけない生活はとても勿体無いです。
語学学校に来ている人は話せないから通っています。
言語のレベルが低いことは全く恥ずかしくありません。
しかし全く話せないと友達を作るのも苦労します。
あなたは自分の趣味を人に話せる力がありますか?
時間の約束を異国の言葉でできますか?
語学学校を探している今からでも全然間に合います。
ぜひ日本にいるうちから勉強を始めましょう!
そして言語の勉強以外にもキリスト教の基礎知識や国の場所くらいは覚えておくと、話し相手に自分がいかに興味があるかをアピールできます。
あなたが充実した時間を送れるよう応援しています!
ではまた!