アート作品の設計手順&創造プロセス

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アート領域で他の業界と違う特化した部分は、「最後まで完成形が変わっていい、許されている」というところです。なぜならアートとは理論上全てに自由でいいからです。

しかし、その中でもある程度自分で枠組みを作り、思考を誘導してあげないとなかなか形にできないことも事実です。今回は作品をつくり上げる一例のプロセスについて紹介したいと思います。

なぜプロセスは大事なのか

冒頭で述べたとおり、アートは自由性があります。

多くのつくり手は表現することが好きで、アート領域に入ったのかと思います。そういった人にとって表現することを分解したプロセス化することは忌避感があるかもしれません。また、私もそうでしたが美術学校でもあまり習わない内容でしょう。

しかしアートや芸術という未知なもののように見えても、人がつくるものには手順があり方法がありコツがあります。ですのでそのような何通りかの方法を知っていたら、もしあなたがアイデや方法に息詰まった時など助けになります。

作品をつくるのに苦労するのは経験不足だからと思いがちですが、複数の作品の設計手順を知っていたらこういった悩みの解消につながるかもしれません。 

アートの設計手順 

アートのジャンルにより様々ですが、抽象的に色々な領域にも当てはまるように書いてみようと思います。

作品が披露される環境/支持体

画家でいうキャンバス、演者でいう舞台など、自分の表現方法、表現場所を選定します。

意図/アイデア/コンセプト

テーマの決定や、コンセプト作りです。ここは現代アート領域では特に重要視されている項目です。後から変更しにくい項目のため時間をかけてしっかり決めましょう。

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自己のスタイル/現実的か

自分のブランドカラーはでているか、冷静になってみて自分に向いているか、可能かを再検討します。

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社会側から見た価値で考察

今これをつくる意味があるのか、この作品の社会的位置はどこになるのかなどを考察します。

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デザイン/デッサン/仮設計

ミニチュア、試作品、デザイン画などを造ったり手を動かしながら試行錯誤し、現実とイメージをすり合わせます。

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変更/変革

制作過程の中で感じること、分かったことからコンセプトを追加したりします。

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完成

まとめ

 上記が作品を完成に導く一例でした。もちろんこれは個人差があり、同じ人でも毎回違うかもしれません。私の場合は上記の通りにやることが多いですが、調子の良い時などはこういった枠組みを考えず完成する事ももちろんあります。

もっとコンスタントに作品を作れるようになりたい、同じような作品ばかり思いついてしまうなどがありましたら、ぜひ違う思考方法、違うプロセスなどを試してみてください。

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