学生のあなたにとって、留学のタイミングを悩む人も多くいるかもしれません。タイミングは大きく3つに分けて、
・大学進学前
・進学中
・進学後
のどれかのタイミングで留学するのだと思います。その中で多くの人が悩む、大学進学中に休学して留学。筆者の経験もふまえて、休学留学のメリット、デメリットを詳しくまとめました。
現在、大学生で留学に興味がある人は、参考になるかと思います。
目次
休学して留学することのメリット
日本に戻ってくる場所がある
大学に籍を置いておくのは精神的にとても救われることがあります。留学中、多くの人が「結果を残さないといけない、、仕事に繋げないと、、帰国後の就活どうしよう、、」と悩むことかと思います。
しかし帰国後に学生として戻ることができるとわかっていたら安心でき、留学先で勉強などに集中できると思います。
奨学金制度が豊富
現役学生の留学に対する奨学金制度は、他のケースで留学するよりもたくさんあります。
留学をする上でネックになる金銭面が楽になるのはとても助かりますよね。
例えば官民協働でやっている「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は有名な奨学金制度です。
こちらは給付型の奨学金で最大250万円まで給付されます。現在学生でないと申請できませんが、留学だけでなく海外での活動であれば申請の対象となっています。
是非確認されることをお勧めします。
※上記リンクはトビタテ!留学JAPANのページへ飛びます。
また、↓で奨学金制度の一覧を検索できます。
https://ryugaku-shogakukin.jasso.go.jp/scholarship_abroad/page?action=swfglsearchjasso
留学先の学校と交渉が楽
別記事、「海外の音大、美大に入学するコツ」で書いてあることですが、アート留学では留学1年ほど前から行きたい大学の事務や先生にコンタクトをとります。そして留学に関しての相談やポートフォリオのアドバイスなどを受け信頼関係を築いていきます。そういったときに、あなたが学生だと話が進みやすく、信頼関係も築きやすいのです。なぜならば、海外の大学も日本の大学との姉妹提携を結びたいと考えているところも多いからです。休学しているといっても大学に席を置いているので、ネームバリューはうまく使っていきましょう。
進学や就職に関して新たな視点を持つことができる
就職後に会社を辞めてまで留学する人は一定数います。社会に出てから留学の経験が欲しいという方も多くいるのではないでしょうか。つまり留学の経験が自分の進路、就職に大きな影響を与えてくれると多くの人は考えています。会社を休職することはとても難しいため、上記のように会社を辞めて留学される方もいます。
新たな視点を大学在学中に持つことによって、あなたの活動の道しるべが増えたら良いですね。
休学して留学することのデメリット
休学中も学費を払わなくてはいけない
あまり知られていませんが、休学中も学費を払わないといけない学校は多くあります。
もちろん全額ではありませんが、私立大学の場合は大体半分程度の学費を納めなくてはいけません。
単位も変換されないのに大金を支払わないといけなくなることが多いです。しかし大学によっては留学に伴う休学に関しては学費を免除するといった制度を設けています。まずはご自身の所属大学に相談されるといいと思います。
住んでいる場所を引き払わないといけない
実家に暮らしている方はデメリットになりませんが、一人暮らしをしている方はとてもネックになる問題です。
留学前に家を引き払い荷物を実家などに送る。留学後に新たな住居を探し契約する。これは労力と金銭面でとても大変ですよね。
留学先の単位が日本の大学の単位に組み込まれない
休学して留学するとき、多くの場合、留学先の単位は日本の大学の単位に組み込まれないため、多くの人が留年を考えないといけません。裏を返せば単位を気にしなくていいため、自由に学べるというメリットもあります。
携帯電話、解約か継続か
長期の海外生活の間、携帯電話の契約状況をそのままにするのは金銭的に非常にもったいないので、解約、もしくは一時的な休止することになりますが、携帯電話の解約は決まった月にしか無料でできないキャリアが多いです。
休止も番号維持料として毎月お金が発生するなど非常に面倒臭いです。
休学してまで留学する意味はあるのか?
主観的な結論として言えるのは留学は行くべきです。しかし上記の通り、個々によってメリットとなること、デメリットとなることは違うと思います。
客観的に考えるなら、
- 実家暮らしの人
- 留学に伴う休学費用を負担しなくていい人
は迷っているくらいなら思い切って留学することを勧めます。
他にも留学についての記事を書いています。是非そちらもご覧ください。