withコロナ、アフターコロナとアート業界の今後を勝手に予想

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2020年7月現在、コロナウイルスによるパニック状態から日常に戻りつつあるのではないかと思います。

外出自粛によって人間以外の自然環境は良くなっているという皮肉のもと、アート業界も変化していってるのではないでしょうか。

美術館やアートギャラリーがオンラインでの展示企画や、アーティストの救済アワードの実施などなど本当にみなさん頑張ってくださっています。それでは、アフターコロナについて毒舌に予想していこうと思います。

アートギャラリー

かなりのギャラリーが倒産します。美術業界、現代アート業界で大きく活動しているギャラリー系は特性上、筆者の感覚で60%以上のギャラリーが賃貸で運営しています。飲食やアパレルなどでも同じ状況ですが、ギャラリーも家賃の痛手は大きく、出費がかさむ展示は開催がしにくくなってしまうことを私は恐れています。自粛が終わっても鑑賞者やファンが減ることも想像できます。

一方、オンラインでの表現が多くなってきたので、地方都市や規模の小さいギャラリーにとってはチャンスかもしれません。その分、オンラインでのマーケティングスキルやITを賢く素早く行う社会の波に乗れなければいけません。

また、アートフェア、オークションもどんどん中止になっています。ですが、現在のアート界の中で最もビジネス専門家が関わって経営しているので、すぐにあの手この手で回復していくかもしれません。

オンラインでの販売

アートはさらに大衆化していくでしょう。大衆化したのは、値段がオンラインアート販売サイトなどで完全公開され始めたことが関係しています。

30年前、ネットがなかった時代にはオンライン販売はありませんでした。

20年前はパソコン越しにアート作品を注文する文化はありませんでした。

10年前にはギャラリーが値段を公開して作品を売っていることは多くありませんでした。

現在、ギャラリーのホームページでは少ないですが、オンラインでのフェアやオークションがあり、作家の作品、プロフィールと価格が見れるようになりました。

現代アートは現在生きているアーティストがつくった作品のマーケットですから、その人の値段がついているようなものです。資本主義とアートの象徴のようですね。

今回の出来事を通してオンラインはますます活性化し、もしかしたらより大衆化の道を辿っていくかもしれません。

美術館

museum

美術館は開けてるだけで、電気代、監視官、紙もの、光熱費がかかります。

美術館の運営は市町村が行なっていることも多く、市や県の財政状況と大きく関わっているので、一概にどうなるかというのは難しいですが、公共の美術館と営利組織である私営の美術館の差は顕著に出るのではないでしょうか。運営費のために何かしらの活動を必要とする私営の美術館などでは、オンライン展示会やクラウドファンディングの活動も始めているようです。そういった活動のタイミングの波に乗れるかで展開も変わってくるでしょう。

鑑賞者

いままでに比べて、直接見るか、画面越しに見るかの差が小さくなってくるでしょう。つまりデジタルとアナログ、二次元と三次元の境界が曖昧になっていくと思います。

アートやデザイン、写真は元々触れませんが、実際に作品を目の前にして見ないことで、眼で触る感覚がどんどん退化していくでしょう。

作品が生み出す“空間” を感じてもらえず、見た目など表面的なことしか見てもらえなくなるのでは、と心配する作家も見受けられます。

コレクター 

様々な国でお金を配る政策を行っており、通貨が持つ価値が変化していく可能性が高いです。

それにより裕福層の方は資産の見直しを行うでしょう。価値が変わりにくい名画たちの取引は盛んになっていくでしょう。先行きの見えない今の世の中で積極的に投資してくれるコレクターは少ないと思います。

アーティスト支援サイトなどで寄付含む支援はありますが、そういった支援の増加は一時的なだけで、来年には今の勢いより落ち着いているでしょう。しかしコレクターが作品を収集したいのとは違い、「アート感覚」がほしい企業や企画者が、その作家の作品よりも人間性を見て仕事を与えるという変化があるかもしれませんね。

美大

相当厳しい状況になると思います。賢く、面白い先生や、新しく興味深い学科ができたりしていますが、学費が高い、少子化と美術やアートを大学で学びたい人の減少、コロナによる目先の金銭面、将来の社会の不安、がある限り大学は倒産、統合、吸収合併が続くでしょう。

またオンライン授業のための設備投資など、今の状況から様々なことが求められており、どこの美大も苦労している印象があります。

クリエイター

creator

作品や活動の写真や映像をいかに撮るかが重要になってくるでしょう。特に動画スキルがさらに重要になってきます。それはオンラインマーケティングに必要となる重要なコンテンツだからです。

次に、アーティストは今まで、副業を持っていたら作家としてプロじゃない、と言われていました。しかし2018年の副業解禁、そしてコロナウイルスにより、サラリーマンや公務員さえ副業の時代になっています。さらには副業は様々なスキルを身に付けられて良い、と言われています。

ほとんどの芸術家は収入が少ないために副業をしています。しかしコロナによって副業が当たり前の時代になると、副業への罪悪感や卑下していた自分をあまり感じなくていい時代がくると思っています。

アートメディア

紙媒体の雑誌がさらに減り、掲載料で経営していた出版物が少なくなるでしょう。しばらくはニュースのように、コロナとアートネタで繋いでいけるかもしれません。しかし展示も少なければ取材も少なくなるでしょう。その後新たなネタを探すのに相当苦労するかと思います。

メディア側も今までのようなウェブサイトで情報発信する以外の方法を考えていくのではないかと思います。

個人的希望は、アートメディアにはアート情報をうまく伝えるという情報のハブという役割だけではなく、作品の見せ方など、クリエーターの一部として変革を起こしていってほしいと願っています。

まとめ

かなり大雑把な予想でしたが、あくまでも主観として参考にしてください。しかし今回のコロナ騒動は間違いなくアート業界じゃもう過去には戻らない形で変化していくでしょう。

ギャラリーの運営形態、作家とギャラリーの関係、鑑賞方法、コレクターの意識変化などなど、このパンデミックが生んだ社会現象様々なことに影響を与えています。しかしこれをチャンスと捉えることもできます。

この激動の中世の中、新たなインスピレーションを受けている方も多くいるのでないでしょうか。

想像力を鍛える、新たな知識に触れてみる。このコロナウイルスの感染が拡がる中、今できることを行い、自身のレベルアップをしながら乗り越えていきましょう。

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