どんな活動でも、新しいアイデアを時間制限がある中で出し、クライアントやオーガナイザーや観客にプレゼンしなければいけない時はあるでしょう。
インスピレーションやアイデアが自然にどんどん出たりすると嬉しいですがそうも簡単にいきません。無理やりにでもアイデアを捻り出さないといけない時があります。
そこで私たちが普段行っている具体的な方法を紹介したいと思います。
目次
インスピレーションの見つけ方
例えば「コロナウイルス」で見つけるなら下記の点から考えます。
1. 見た目、ビジュアルから拾う
ウイルスは肉眼で見えませんが形はあります。それを芸術作品として見えるように提示するのは面白そうです。
何か他の形の相似点や共通点、形や色の成り立ちを研究します。
2. その歴史的背景、ストーリーを吟味
多くの人々の生活が変わりました。オフラインからオンラインへ様々なものが移行し、ソーシャルディスタンスという言葉がメジャーとなりました。
人とのつながりやインターネットなどを作品として表現できそうです。
3. 過去にその案件でつくられた同ジャンルと異ジャンルの作品やアウトプットをリサーチする
コロナウイルスの流行は今回が初めてなので過去のデータはあまりありません。
しかし新型インフルエンザ、スペインかぜ、もっと遡ってペストが流行した時の作品を調べてみるのはどうでしょうか?
流行当時は様々な画家が躍進しており、コロナに限らず、私にとってアイデアの源泉となっています。
4.自身の個人的関係性を掘り下げていく。自分なりに調理してみる。
コロナによって家から出ることが減りましたが散歩で自然を感じることに、以前より大きな喜びを感じるようになりました。
そのことは多くの人が感じているので共感は得やすいでしょう。
しかしワンポイント、オリジナリティを入れないと作品は面白くなりません。
過去の作品やシリーズの続編として作れたりしないか考えてみると自分らしさも表現できます。
5. 何点かアイデア候補を挙げて、比較して1つに決定する。
これは個人のスタイルによると思います。
1つのアイデアに絞って深く考えていくのも悪くありません。しかし私たちの場合は、いくつかアイデアを出し比較してから決めないと、制作途中にほかにアイデアがある気がすると迷いが出てきます。
今回は時間制限がある中でアイデア・インスピレーションを見つけることを前提としているため、比較検討し、1つに決め、それを動かさずにプレゼン・制作していくことをお勧めします。
まとめ
今回は時間内で、アイデア・インスピレーションを出す方法を紹介しました。
プロとして芸術活動をやったり学校の課題などに取り組む時に、時間は大きな敵として立ちはだかります。
しかしそう言った時こそ自分の真価が問われるとともに、大きく成長できるチャンスです。
今、アイデア出しなど苦しんでいる人にこの記事が参考になれば幸いです。