国際的に自分のアート活動をしたいと思うのは自然なことです。
自分の作品を海外の人に見てもらいたい、できれば作品だけではなく自分も現地に行ってみたいとも思うでしょう。外国で制作や活動をしたいとも思うかもしれません。
国際的アーティストと呼ばれるのに必要なことを自分なりに考えてみました。
国際的アーティストの定義
明確な定義は存在しないでしょう。しかし個人的に国際的かどうかは何個か項目があると思います。
自分が思いつくのは下記の点です。
1:一回の海外経験ではなく、複数回の海外活動。
2:ウェブサイトやsnsは英語でも情報提供して、外国人からもちゃんと観られているか、フォローはあるか
3:コンセプトや作品の説明に外国人が読んでも理解できる文脈か
4:外国の活動から派生した次のチャンスを繋げられているか
5:様々なシチュエーションに対応できる作品の幅があるか
では具体的にどのように行動すれば上記のことを満たせるのでしょうか?
実際にするべき活動

国際的アーティストと呼ばれるためには大きく分けてこの4つの行動が必要でしょう。
作品やプロフィールなどを英語にする
ポートフォリオやウェブサイトは必ず英語のページを持っておきましょう。スタート地点です。
外国からのフォローとフォロワーが少し増えたら簡単な英語でいいので英語をスタンダードとして始めていいのかと思います
作品を外国に運ぶ
データ系の作品ではなく、絵画や彫刻など物質作品の場合、自分で運送費用を出すなら展示できる可能性は増えますが、それは金銭面が大変で長持ちしません。
しかし作家本人が展示の現場に行く必要がなく、キャリアアップなど自分にとって大きくプラスになる内容や、略歴に外国での活動が1行欲しい、という人は検討の余地があると思います。
最初にも書きましたが、運送費を自分で払うのはかなりきついです。しかし運送費を払ってもらえる企画の展示はほとんどありません。
もし作品を送るならば、郵便局から送るのが一番楽です。
プロジェクトや企画を得るために海外渡航
ヨーロッパには知名度が高くない、ローカルな展示や滞在制作がたくさんあります。
そんなに知名度の高くないものであれば、人の紹介やこちらからオファーすれば意外に参加を認めてくれるところがあります。
地方の都市などが取り扱っているアートプロジェクトは情報発信力が弱いため、私たち日本人に届いていないものがたくさんあり、日本人で頑張って作品を作っているなら参加させてもらえることが多いです。
小さい企画でもフランス、イギリスなどでレジや展示に参加できたらモチベーションも上がりますし、ローカルなほどアートやアーティストなんてもの関係なく一人の若者としてかけがえなのない人生の糧になる経験ができるはずです。
筆者も日本に住んでいた時、毎年1~3ヶ月ヨーロッパに居られるよう、一年以上前から次の年のプランをたて、近隣国である展示やレジなどをはしごできるよう入念に予定を無理やり詰めて毎年活動していた時期があります。
一度どこかに滞在して活動してそこで仲良くなればそこにいる企画者、他のアーティストが来年のプロジェクトに誘ってくれることはかなりの確率でありました。あるように頑張ってました。
相手との繋がり、ヨーロッパとの繋がりが絶たれないよう毎年いくことを心がけていました。
外国で制作などをしつつ2拠点生活をする
国際的アーティストになりたいと思う人には憧れのことかもしれません。
やりたい人は本気で目指したら本当にできます。
そして数回やれば憧れは少しは解消してあなたは落ち着くでしょう。
そしたらそこからがスタートで、改めて本当に作家で生きたいか外国のどこかで制作をしていくのかをより深く再検討できることでしょう。
まとめ

外国で制作や生活するためのノウハウなどをメインに他にもたくさん記事を書いているのでぜひ参考にしてください。
もしわからないことなどありましたら質問してください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。