アーティストに必要な能力の裏表

「アーティストに必要な能力の裏表 アートワークログ

こんにちは。

アーティストで生活していこうとしたら、いくらでもネガティブな要因が見つかります。

お金にならない、生活が苦しい、”仕事量”でみたら多大な時間と労力をかけてもあまり伝わらない、社会不適合者とも思われる、アーティスト活動を続けられない理由はいくらでも現実的にあります。

しかし、アーティストの人たちが活動を続けられるのはアートへかける想いがあるからです。

楽しい、スリルがあってドキドキする。不安も心配もあるけどそのアートがライフスタイルになっていることがいいと思っているからです。

辞めることを怖くてできない、諦めが悪いだけかもしれません。それもありです。

それを踏まえ実際にアーティストとして表向きに必要な能力、あまりアピールできないが必要な能力を書いていこうと思います。

文字情報だと実感が湧かないかもしれませんが知っていたら知らないよりはずっといいのでぜひ読んでください。

アーティストに必要な表向きな能力 

1:言語化する能力

コンセプトやセールスポイントを言語化できなくては仕事を得ることはできません。

鑑賞者に夢を与えるものが芸術である為、作品も大切ですが、文字で伝える能力を磨きましょう。

2:社会情勢を理解できるだけの知識力と処理能力

芸術家は社会とは関係なく没頭、、というイメージや昔話です。

現代アートで社会とは関連せずパーソナルなことを題材にしている作家はより少なくなっているように思えます。

アートフェアや展示によっては古美術や近代美術、工芸が全体の半数を占めている為、あまり社会とアートの関係性について印象は薄いかもしれません。

しかし現代アートの主流は自分の世界だけでなく、社会の枠組みに乗っ取りその関係性の中で作品をつくっています。

社会に求められているものをつくるにはそれを感じとる感性だけでなく、あふれている情報を処理できる能力も必要でしょう。

3:継続力

残念ながら10年、20年と芽が出ないアーティストはたくさんいます。

辞める理由はいくらでも見つかるアーティスト活動を続けるには忍耐力などあらゆる面で試されます。

4:インスピレーションやアイデアを実現できる能力

これは技術力と言い換えても差し支えないかもしれません。

やりたいことが思い浮かんでも物体や空間、言語として表現しなくては他者から認められません。実現できるだけの手先の器用さや、機械や素材や道具の知識などが必要です。

5:楽しむ力

この楽しむ力というのはアートのことだけではありません。

どの様な場所でも楽しめるかということも大事です。最初の方にも少し書いてありますが、アート作品をつくるのは一人で完結できるかもしれませんが、お金を稼ぐとなったら人との関わりは必ず出てきます。

その時にどの様な場面であれ楽しみ、もし楽しくなくてもそれを表に出してはいけません。不機嫌な人に仕事は頼みづらいし、人は寄り付きません。できる限り物事をプラスに捉え、できなくてもそれを隠す能力は必要でしょう。

6:自己分析力

これは言語化する能力にもつながります。

自分のセールスポイントは何か、逆に足りないものは何か、これを知らないことにはコミュニケーションは取れません。

アーティストだから、あなただから出来得るものは何かあるかということを知っておくだけで、ブランディングやマーケティング、人とのコミュニケーションが1つステップアップできるでしょう。

自己分析力をつけるおすすめの方法は、会う人をよく見て観察眼を鍛えること、ケーススタディや読書などを通して自分がどの様な人間か分析できるだけの知識をつけることです。

強み弱みなど自分の能力を把握するだけでなく、今日の自分の行動の良かった点、悪かった点などを把握できれば、日々成長できます。

アーティストは口下手な人が多いです。しかし課題と正解がわかれば成長できない人はいないと思います。自己分析力、是非身に付けてください。

アーティストに必要な裏向きの能力 

ここからは正面切って言えない必要な能力について書いていこうと思います。

1:容姿がいいこと

ビジュアルアートの世界で、美しいものがいいと思って当たり前なように、それをつくるアーティストもビジュアルが言い方がいいです。

利益関係のある、キュレーターやコレクター、ギャラリストなど周りも扱いやすいと思ってくれます。

2:ずる賢いこと

相手が逃げにくいタイミングで声をかける、名刺を渡す、開きたくなるメールの件名にするなど、ずる賢さを発揮すべき場面はたくさんあります。

しかしここで言いたいのは性格を悪くしろっていうことではありません。

騙したりなどはご法度です。

コミュニケーションの延長にアートビジネスは存在しています。

よって相手に不快に思われては決してうまくいきません。

しかし日々の行動に強かさとちょっとした工夫を取り入れましょう。

3:甘え上手

アーティストは愛情乞食です。

”いつか有名になったらでいいよ””君はお金ないだろうからいいよ”と言うことでご馳走してもらうことと、作品を買ってもらうことは同じ延長線上です。

人からの親切を素直に受け取れるのも能力の一つです。

時には必要のないプライドを捨てましょう。

4:コミュニティーに属せる力

全くの個人で作品を作り続けても比較されない以上、アートと名が付く場所に関わらないとアーティストと呼ばれません。

特に作品の良し悪しを示す指標が分かりにくいアートの世界では、他人の懐に潜り込める器用さがあるのとないのでは大きく違います。

孤高のアーティストもいますが、集団に馴染めるアーティストの方が現代社会では生きていけます。

まとめ

何年も一生懸命やっているアーティストはみんな感性がいい、実力はあって当たり前の世界です。だからこそ周りと比較して自分の才能がないと思わなくていいのです。

アーティストを続けていたらそのうち誰かから感性がいい、センスありますね、と言われ、悩んでいたことがバカみたいに思えるでしょう。

それはセンスというもの自体が己の物差しで図る曖昧な概念だからだと思います。

センスを磨くという行為はアーティストにとって大事な能力です。

しかし、それ以外の能力で這い上がることは十分にできます。

この記事が皆さんの背中を押せれば幸いです。